石灰藻類・その他・岩相

 石灰藻類は秋吉古サンゴ礁に一番たくさんいた生物で、サンゴ礁の食糧連鎖の一番底辺を支えていたとされる。たくさんの種類がいたことが考えられるが、続性作用の石灰化の課程で組織が不鮮明になることが多く、研究できないものも多い。大半は石灰泥の元になったと考えられている。
石灰泥はサンゴ礁の中央部の波の静かな所で堆積していったとされる。
 石灰岩の面つきは岩相と言われ、堆積環境に対応した岩相が形成される。石灰岩を岩相から分類した研究は、フォーク(1959)のものが有名で、広く利用されています。波の強いところでは、化石などの粒子の間には透明方解石が沈殿しセメンとされます。しかし、波の静かなところでは石灰泥がだんだんおおくなり、最後のたいへん静かなところでは泥がほとんどを示めます。透明方解石と石灰泥が占める割合と、生物化石遺骸やその破片の粒子の占める割合などを加味し、分類した体系です。
 サンゴ礁のどの部分にある種のタイプの石灰岩が出来るというように決めて行くこともできます。秋吉台のサンゴ礁の研究は、元秋吉台科学博物館長の太田正道博士により行われました。博士により秋吉台のサンゴ礁は、中期石炭紀には環礁と呼ばれるサンゴ礁になっていたことが証明されています。環礁は現在、大洋のど真ん中に出来る丸い形をしたもので、サンゴ礁の中でももっとも形の奇麗なサンゴ礁で、完成度の高いサンゴ礁と考えられています。