秋吉台の植物

 秋吉台の草原は山焼きにより保たれています。春にはワラビが、秋にはセンプリが取れ地元の人に親しまれてきました。ここでは特性についてまとめました。
●好石灰岩植物
 アキヨシアザミ、アカネスゲ、ナンテン、ビワ、ユズ、モミ、イチョウシダなどがあります。石灰岩を嫌う植物には、ツツジ類やシイなどがあります。
●沿海性の植物
 トベラ、クスドイゲ、イスノキ、ムサシアブミなどは海縁の植物です。渡り鳥が種を運んだために秋吉台でたくさん生えているとされています。
●長者ヶ森
 秋吉台上に残る唯一の原生林に近い森。タブ、ヤブニッケ、カゴノキ、ユズリハ、ニガキ、ヤブツバキ、ネズミモチ、クロキ、ツリバナ、ツルマサキ、アオキ、ナワシログミなどが生えています。この森は200百年近くたっているようです。
●はびこるクヌギ林
 クヌギは火にたいへん強く、山焼きをしてもどんどん広がってきています。ドングリはネズミの貴重な食料です。
●草原の中の樹木
 秋吉台の中に転々と松があり点在松と呼ばれます。道しるべに植えられた良護松はすべて枯れてしまいました。風が強いため、隣の木と合体した連理柿もあります。
●帰化植物
 シゲシ、マツヨイグサ、オナモミ、ヒメムカシヨムギ、ブタクサ、セイタカアワダチソウ、セイヨウタンポポ、ヘラオオバコ、キツネノゴマなどです。特に最近どんどん増えて、本来の植生を変えてしまったようなところもあります。
●石灰岩の割れ目に生える植物
 エノキ、イヌビワ、カキノキイ、ニガキ、ヌルデ、クサギ、トベラ、イボタノキ、ナワシログミなどがあります。
●ホザキザクラは秋吉台が北限の植物で、エゾニガクサは逆に南限の植物です。どちらもたいへん少なくなくなる危険性も指摘されています。    
オキナグサイ
リンドウ
ハシンガヤマギ
 ソウ
連理かき
長者ヶ森
アキヨシアザミ
イヌビワ 
洞口の植物展示  タチデンタ
   在りし日の良悟松