HOME
低価格スキャナー Canon CanoScan LiDE 30 を買ってみた
スポンサーリンク
管理人は昔からマンガやアニメが大好き。
先日、たまりに貯まったこれらのスクラップを整理しようとしてふと思いついた。
「スキャンしてCD-Rに焼いてしまえば、場所も取らないし、色あせや紙の酸化を気にすることもなし、一石二鳥では?・・・」
で、仕事用のとは別に「もう1台スキャナーがあった方が便利かも・・・いまどきのスキャナーは安いしなぁ」などと思いついてしまい、買ってしまったと・・・。
思いっきり衝動買いです・・・。
この安さはなんだ?
管理人は、EPSONのES-2000というミドルエンド・スキャナーを仕事マックでは愛用しているのですが、今回は遊びマックの方に付けるスキャナーなので、予算10,000円くらいで買える製品と決めて、いつものようにDEODEO防府店に行ってみました。

並んでいたのは、7,000円台〜30,000円台までのパーソナルユースの低価格スキャナー。
侮れないのが30,000円台のものはポジやネガも読み込める透過原稿ユニット付き、10,000円程度のものでも1200dpi以上の高解像度で読み込めて48bit入力が可能など、価格からは考えられないようなハイスペックだということです。
このランクの製品は全く関心がなかったのですが、今回あらためて見てみると、精度など全体的な性能は上と分かっていてもES-2000を買った当時、本体と透過原稿ユニットで120,000円以上したことを思うと、このスペック・装備で低価格というのにはビックリしてしまいました。
予算は10,000円
予算内で買えそうなのは、[Canon CanoScan LiDE 30]と[EPSON GT-7300U]の2機種で両方とも店頭価格が9,800円。
GT-7300Uはスキャン速度がCanoScan LiDE 30よりも速く、センサーがCCDなのが魅力的ですが、筐体の質感がイマイチなのと本体が据え置き型なのが気になります。
遊びマックを置いている机は、書き物や作業もするのでこれ以上ものを置きたくありません。
かといって使うたびにセットアップし直すのはもっと面倒・・・。
CanoScan LiDE 30は縦置きができるので、こちらを購入することにしました。
うんちく・・・
CanoScan LiDE 30は定価が16,800円のエントリーモデル・スキャナーで、低価格ながら1200×2400dpi・48bitでスキャニングできるハイコストパフォーマンス機です。
USBケーブル、ソフトウエアも同梱されるオールインワンパッケージで、秀逸なのは電源コードが不要な点。
USBワンプラグで電源供給とデータの入力を行う仕様なのでコンセントの空きを確保したり、ケーブルの取り回しに悩まないで済むことがうれしいですね〜。
ソフトウエアは、スキャン制御ソフト、画像加工ソフト、画像ビューアーなどが付属していますが、管理人はPhotoshopを使っているので、基本的な制御ソフトのみを組み込んで、あとはオミットしました。
本体全面の3つのボタンで、スキャン・コピー・Eメールへの添付がワンタッチでできるという機能が付いているのですが、これらの制御ソフトもオミットしたので使えません・・・。
まぁ、使えなくても管理人は全然構いませんが、初心者の方や煩雑な作業が苦手な方にはうれしい機能なのかもしれませんね・・・。
本体全面の3つのボタンで、スキャニング作業を自動化できる
最高32mmまでの原稿をスキャンすることができるAdvanced"Z-lid"
スポンサーリンク
お気に入り
管理人が気に入っているのは、とにかくコンパクトな点。同梱スタンド使用で縦置きができ、この状態でもスキャンが可能。
狭い机廻りを有効に使いたい人には誠にありがたい仕様です。
このコンパクトさの決め手はセンサーにあります。
このスキャナーはセンサーが一般的なCCDではなく、CISと呼ばれるタイプのもので、画質はCCDに劣りますがスキャナー本体を薄くできるのが利点です。
一方、表面がデコボコになった印刷物などをスキャンするのは苦手で、むしろCCDの方が質感をとらえるのがうまい。
つまりCISタイプはCCDに比べて画質が劣るわけですが、今回の目的のように紙質が悪くて中間階調の少ない原稿の場合は、むしろこっちの方がキレイにスキャニングできないかなぁ・・・と思ったりして。

もう一つ気に入っているのが、「Advanced"Z-lid"」とキャノンが名付けている筐体の機能。
これは通常1枚の板状になっているスキャナーの天板が、取付部付近で折れて最高32mmまでの様々な厚みの原稿をしっかり押さえることができるようになっているのです。
これで背中綴じの厚い本などをスキャニングするときに変に天板が浮いてスキャニングしにくいなどということも無くなるはず。
ちょっとしたことですが、うれしい機能です。
散らかっていて恥ずかしいのだけれど・・・スキャンするときは横置きに。
使わない時はたて置きにすると場所をとらない。この状態でもスキャン可能。
バスパワー対応のUSBハブを一緒に購入。ハブにキーボードをつないだらキーボードから起動できなくなった(泣)
スキャンしてみる
接続はケーブル1本というお手軽さなので全く問題なし。
Photoshopから読み込むときは[ファイル]→[読み込み]→[Scan Gear CS]を選ぶと、スキャン・ツールが起動します。
このソフトは「基本モード」と「拡張モード」があって、基本モードでは初心者でも迷うことなくスキャンが楽しめるインターフェイス、拡張モードでは色調整を含めて様々な設定をユーザーが行うことが出来るようになっています。
ただ、管理人の使い方が悪いのか(←例によってマニュアルを読まずに使っているため)ドライバーソフト側でガンマ補正や色調整をするとキレイに取り込めないので、常に自動色調整をリセットしてスキャンし、Photoshop側で調整するようにしています。
スキャン速度は、プレビューが遅くて読み込みはまぁまぁのスピード。価格を考えれば十分に合格点でしょう。
ただし、動作音がかなり大きくて結構耳障りなのが残念。

スキャンした画像はというと、カラー原稿の読み取りでは若干赤みがかかるものの、ほぼオリジナル通りのイメージで好印象。
むしろオリジナルよりも派手目でシャープに読み込まれるので、キレイに見えてしまうキライがあると思いました。
また、週刊雑誌のマンガを取り込んでみたところ、紙のデコボコでできる影をあまり読みとらないので、主線をキレイに取り込むことが出来ます。
紙に色が付いている場合でも、薄いものならカラーで取り込んだ後、グレースケールに変換してレベル補正で上と下を飛ばしてやればキレイに白黒に分かれるので、いちいちレタッチしなくても良いのがいいですね〜。
基本モードでは、選択肢を選んでいくだけでスキャンできる。
拡張モードでは様々な設定を施すことが可能。
但し、複雑なので慣れが必要。
まとめ
とにかく安いのがウリなので、画質的には妥協も必要かと思います。
解像度も1200×2400dpiで読み込めることになっていますが、おそらく(管理人の推測では)実解像度は3〜400dpi程度で、後はソフトウエア補正で解像度を稼いでいると思うので、スペック上の数字ほどにはキレイではないかと・・・。
しかし、よほど特別でもない限り普通は4〜600dpi程度で読めれば十分だと思うので、全く問題ないと思います。
画像加工ソフトも付属しているのはオマケ程度のものなので、フォトレタッチやいろいろな編集がしたかったら、Photoshop Elementsなどのちゃんとしたソフトが欲しいところです。
だとしたら、上位モデルのLiDE 50を狙うのもありかな?(
←確かPhotoshop Elementsがついていたような・・・)
CanoScan LiDE 30は、とにかく安く、とりあえずスキャニングできればいいという人におすすめのスキャナーですね。
スポンサーリンク
HOME
Copyright(C) DigiCat Some rights reserved.