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ネットワークハードディスク
バッファロー Link Station HD-H160LAN を買ってみた
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なぜネットワークHDなのか?
実はいまWinで使っている外付け160GBのHDがいつのまにか一杯になってしまいまして、DVD-Rにせっせとバックアップしていたのですが残り容量が一向に増えない(爆)・・・
どうにも限界だろうということで、追加購入を(悩みながらも)決定。
1万円くらいで250GBのストレージがないかな〜と物色していたのですが、それがいつのまにか

普通にハードディスク買っても面白く(ネタになら)ない

前からネットワークハードディスクに興味があった

LAN-HDがあれば、Winと複数マックでデータ共有ができる

便利、というかやってみたい
と、妄想が膨らみ・・・ついつい買ってしまいました(笑)

アイオーデータ製のHDが1万円で買えるところがあったんですが、I/Oは電源がACアダプターなのでコンセントを塞ぐのがイヤで却下!
バッファロー製は電源内蔵ですが、250GBが(安いところで)11,000円〜13,000円と値が張ります。
もう少し足したらネットワークハードディスク買えるじゃないか!と悪魔が(天使が)囁いたわけです・・・。

型落ち品こそ至高
今回購入したのは、バッファロー製の「Link Station HD-H160LAN」という製品。
HD容量は160GBでネットワーク規格は10BASE-Tと100BASE-TXに対応しています。
ネットワークハードディスクは、すでにギガビット(1000BASE-TX)に対応したものが出回っているので、[HD-H160LAN]は流通在庫のみのカタログ落ち製品というわけです。
とはいえ、ギガビット対応製品は2万円台後半から3万円台とかなり高額!で、某家電量販店で最後の1台だったものを、少し勉強してもらって17,000円(税込)で確保しました。
160GBと希望の容量に比べると少ないですが、機能的には全く性格の異なるものですから、比べようがありません・・・。

本当は、もう少しデカイ(320GBとか)のが欲しかったのですが・・・ネタに走ってしまいました(笑)

説明しよう!
NASとかホームサーバーとかも呼ばれたりするネットワークハードディスクですが、要はLANに組み込まれた独立型外付けハードディスクです。
LANに繋がっている全てのパソコンからアクセスできるというのが最大の特徴で、パソコンが複数あって尚かつ共有したいデータが多数ある場合にはとても便利なハードウエアです。

反面、単独でHDを使用していないので、(複数の人間が使っている場合)勝手にデータを書き換えられたり消去されたりと、トラブルの原因にもなったりするのですが・・・まぁ、そのあたりはアクセス制限(パスワード)を設けることで回避できますし、管理人のように1人で複数台という場合は問題にならないでしょう。

ただし通常のHDに比べると転送速度が遅めなのでその点には注意しなくてはいけません。
100M/10MのLAN接続で使う製品なので、スループット(通信速度)は最大でも約90Mbps程度。
USB1.1(最大12Mbps)よりはマシですが、Fire Wire 400(最大400Mbps)、USB2.0(最大480Mbps)には遠く及びません。
バックアップ目的でUSB2.0が使えるパソコンなら、素直に普通の外付けHDを購入した方が快適に使えること間違いありません!

パッケージから取り出した状態では、全面パネルにはキズ防止のフィルムが貼ってありますが・・・

弱粘着なのでカンタンに剥がれます。グレーのボタンが電源スイッチ。ワンタッチで起動、長押しで終了させることができます。

普通のハードディスクと比べると、少し太り気味。下側のグレーの部品はUSBポートのカバーです。

簡単に使えるだと!?
パッケージには、簡単セットアップ「Link Navaigator」で基本的な設定は全自動でOK!!と書いてありますが・・・場合によっては簡単ではありません・・・。

まず、マックしか持っていない人!
初期設定はWindows98以降からでないとできません。
基本設定ができないと当然使用できないので、Windowsを持っていない人は、持っている人に借りてくるか、持っている人のところへ行って、基本設定だけ済ませてきましょう!(笑)

同梱されているのは「セットアップガイド」、マニュアルやドライバー類の入った「CD-ROM」、イーサネットケーブル(フラットタイプ)、縦置きスタンド。
「セットアップガイド」に従って設置・設定を行えば、まず困ることはないでしょう。

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ウイルスソフトには要注意
次に、パソコンにウイルスソフトやファイアーウオールを組み込んでいる場合は、それらが邪魔をして基本設定ができないことがあります。
設定は付属のCDに入っているセットアップガイダンスに従って機器の設置と設定を行っていけば簡単に終わるはずなのですが・・・管理人の場合、「LinkStationが見つかりません」というアラートが出て先に進めないという状態になってしまいました。

ケーブルの接続を確認し、Windowsファイアーウオールを切り、ウイルスソフトを切ってみても、一向にLinkStationが見えません・・・。
悩みに悩んで、バッファローのHPを見に行くと・・・書いてありましたよ・・・。
(参照・http://qa.buffalo.jp/eservice/esupport/consumer/esupport.asp?searchtype=normal&id=BUF3498)

管理人は、「ウイルスセキュリティゼロ」を使っているのですが、このソフトを使っている場合、一度アンインストールしないとLinkStationの設定が出来ないようです。
メンドクサイのでしたくなかったのですが、仕方なくアンインストール。
すると、何もなかったかのようにLinkStationの初期設定が終わってしまいました。
あの悩んだ時間は何だったのか(笑)
しかしこの後、「ウイルスセキュリティゼロ」をインストールし直し、登録もし直し、ウイルス定義を何度か更新し、アップデートも何回か行い、元に戻るのにひどく手間が掛かったのは言うまでもありません・・・キライだぁ!

全面パネルのUSBポート。サーバーらしく、ハードディスクの残り容量が10%切ると「DISK FULL」に赤いランプが灯ります・・・。

背面のUSBポート。
普段はグレーのカバーを付けて、腐食や汚れからポートを守ります。
すぐ上はLANポート。

背面の全体はこんな感じ。電源内蔵なのでコードは直づけ。
排熱ファンはわりと静かです。真ん中の赤いのは設定初期化ボタン。
設定を工場出荷時に戻す時に使います。

ココまで来たら・・・あとは簡単です
設定をしたホストWindowsの[マイコンピュータ]にはLinkStationが見えているハズ。
見えていれば普通のHDと同じ要領で使えます。(デスクトップにショートカットを作っておくのがオススメ)
クライアントとなるパソコンからのアクセスも、LANに接続するときの要領でネットワーク接続の設定を行えばOK。
付属のCD内にあるPDFマニュアルに図解入りで詳しく丁寧に説明してあるので、分からない人も順を追って設定を行えば問題なく接続できます・・・。

マックOS9の場合
1.アップルメニュー→コントロールパネル→AppleTalkから、経由先に「Ethernet」を選択してウインドウを閉じる(保存する)
2.アップルメニュー→コントロールパネル→TCP/IPから、設定方法に「DHCPサーバを参照」を選択してウインドウを閉じる(保存する)
3.アップルマーク→セレクタで「セレクタ」を開く
4.セレクタの左欄の「AppleShare」をクリックすると、右欄にサーバーの名前が出るのでクリックしておいて右下の「OK」をクリック
5.「ゲスト」を選択して「OK」をクリックすると、デスクトップにサーバーのアイコンが現れます。アクセス制限を設けている場合は「登録利用者」を選んでパスワードを入力し、「接続」をクリック。以後、サーバーがアクセス可能な(電源が入っている)状態でマックを起動すれば、自動的にデスクトップにHDアイコンが表示されるようになります。

マックOS Xの場合
マックOS Xの場合は、バージョン10.1.5以前と、バージョン10.2、バージョン10.3で設定の仕方が異なります。詳しくは同梱のCD-ROM内のPDFマニュアルを参照してください。かなりメンドクサイです・・・。

XPの「マイコンピュータ」ウインドウ。
ネットワークドライブという項目にLink stationが追加されているハズ。
デスクトップにショートカットを作っておくと便利です。

「ファイルサーバの選択」にでてくる名前は必ずしもコレと同じではありません。
サーバーや共有するフォルダの名前によって変わります。
画面は初期設定の場合。

家庭内で使う場合は、アクセス制限は設けず「ゲスト」で接続するのが便利では?見られたくないファイルがある場合は別だけど?(笑)

ファイルネームに注意
マックしか使ったことがない人、ウインドウズしか使ったことがない人は、ファイルネームの付け方に注意する必要があります。
まず、マックしか使ったことがない人→「/(スラッシュ)」などをファイルネームに使っているとウインドウズ側からは見えません。
これは、マックのファイルネームがただの「名前」なのに対して、ウインドウズではファイルネームで書類の種類を判断しているためで、「/(スラッシュ)」はディレクトリ(書類を格納している場所)を表す記号なのでを使えません。
また「.(ドット)」より後ろの文字(主に3文字)は「拡張子」と呼ばれる書類を作成したアプリケーションを判断する記号なので、間違った記述をしていると「異常なファイル」として判断されることがあります。
このほかにも ? [ ] / ¥ = + < > ; : ”, | * などは、なるべく使わないようにしましょう。
正常にコピーできなかったり表示できない場合があります。(←インターネットでも同じルールなので、面倒くさがらずに慣れましょう・・・)

次に、ウインドウズしか使ったことがない人→ファイルネームに全角15文字、半角31文字以上の名前が付いていると、マックではファイルが見えません。
ウインドウズからマックへファイルを渡すときは文字を削ったり変えたりという工夫が必要になります。
(←これは以外と気づかなくて、管理人も最初は「何でファイルが見えないんだぁ〜」と焦ったりもしました。これにさえ気を付けておけば、双方でファイルが見えないと言うことは避けられます。そのパソコンに、ファイルに対応するアプリケーションが入っているかどうかは別ですが・・・。)
外字や外字記号を使っていると、正常にコピーできなかったり表示できない場合がるのは同じです。(←マックとWinでは外字のコード番号が異なることから起こります)

オプション装備
この製品には前面と背面にUSBポートが1基づつ付いています。
ここに外付けUSBハードディスクを接続してHD容量を増やすことが出来ます。ただし1基のみ。
しかもマニュアルには弊社製品のみと書いてありますが・・・。

もうひとつ、USB対応プリンターを接続するとネットワーク上からそのプリンターが利用可能になる機能が備わっています。
ただし、これも対応しているものといないものがあるようなので、使いたい場合は対応機種を調べてから取りかかることをお薦めします。(←いま流行の複合機はプリンター機能だけならOKらしいです。スキャナー、FAXは使用不可)

複数のパソコンがある人には便利です
パソコンを複数所有している人や、複数ある場所でデータを共有したい場合にはとても便利なハードです。
パソコン同士をハブで繋いで、フォルダ等を共有しているわけではないので、マシンに負荷が掛かりにくいですし、なによりサーバーにアップしない限りファイルを勝手にいじられる危険性もありません。

難点を上げるとすれば、セットアップがウインドウズからしかできない点や、ウインドウズの操作やネットワークの設定に慣れていないと、セットアップすら難しい点でしょうか?
いくらマニュアルが優れていても突発的なエラーは起きるものですから・・・。
セキュリティソフトが邪魔して・・・なんて、ちょっと思いつきません。

あと、やっぱり100Mは遅いです(笑)
これから買う人は1000Mをお薦めします。USB2.0に慣れると100Mは堪えられません!
まぁ、いろいろありつつも結構便利に管理人は使っているので「データの移動が面倒〜!」とか、「同じファイルが複数のパソコンに入っていると、どれがオリジナルなのか分からなくなる〜」と感じている人は思い切って導入してみてはいかがでしょうか?

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